日本近代詩を読む
講座概要
講座番号 | D240701 |
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曜日 | 月曜日 |
開講期間 | 2024/07/08(月)~2024/08/04(日) |
時間 | 10:00~23:59 |
受付期間 | 2024/02/09(金)~2024/07/21(日) |
受講料 | 一般:4,000円,在校生・教職員:4,000円,卒業生:4,000円 |
実施方法 | オンライン |
会場 | オンライン |
講師 | 加藤 邦彦 |
講座の内容
代表的な日本近代詩人の作品を読みます。小説と比べると、詩には書かれていないことが多くあります。しかし、だからこそ読者は自由に読むことが可能です。明治から戦前までの詩を読みながら、豊かな詩の世界をともに体験しましょう。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 時間 | 講師名 | 講座タイトル | 講座詳細 |
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1回目 | 2024/07/08(月) | 10:00~23:59 | 加藤 邦彦 | 島崎藤村の詩を読む | 島崎藤村の詩を読みます。藤村は小説家として有名ですが、その文学的出発は詩でした。第1詩集『若菜集』は、西欧の影響を受けて成立した日本近代詩の幕開けとなった詩集です。そのなかから、「春の歌」「初恋」を取り上げる予定です。 |
2回目 | 2024/07/08(月) | 10:00~23:59 | 加藤 邦彦 | 北原白秋の詩を読む
| 北原白秋の詩を読みます。白秋は多方面に活躍した人で、短歌や童謡、校歌も書いていますが(駒澤大学の校歌も白秋が作詞しています)、その真骨頂は詩にあります。難解な「邪宗門秘曲」や、『思ひ出』の「序詩」を読む予定です。 |
3回目 | 2024/07/22(月) | 10:00~23:59 | 加藤 邦彦 | 三好達治の詩を読む | 三好達治の詩を読みます。達治は現在あまり読まれなくなってしまいましたが、モダニズムといわれる文学思潮を通過して成立した達治の詩にはいま読んでも新鮮なものが多くあります。たった二行の「雪」や、散文詩「郷愁」を取り上げる予定です。 |
4回目 | 2024/07/22(月) | 10:00~23:59 | 加藤 邦彦 | 中原中也の詩を読む | 中原中也の詩を読みます。生前ほとんど無名だった中也ですが、いまでは愛唱詩人としてその名前を知らない人はいないでしょう。生前唯一刊行された詩集『山羊の歌』から、代表作「サーカス」「汚れつちまつた悲しみに……」を取り上げる予定です。 |
対象レベル
入門
備考
定員になり次第受付を終了します。
配信開始後に受講料払い込み手続きをした場合、お支払い完了確認後、配信終了日までが視聴可能期間となります。
講師紹介
- 加藤 邦彦
- 駒澤大学文学部国文学科
- 1974年鳥取県生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。
専門は日本近現代文学、特に近現代詩。梅光学院大学、佛教大学を経て、2022年より駒澤大学。
著書に『中原中也と詩の近代』(角川学芸出版、2010年)、論文に「1960年前後の詩壇ジャーナリズムの展開と藤森安和――詩誌『現代詩』を中心に」(「Intelligence」第22号、2022年)など。