1行から広がるカフカ的世界
講座概要
講座番号 | F240101 |
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曜日 | 土曜日 |
開講期間 | 2025/01/25(土) |
時間 | 10:00~11:30 |
受付期間 | 2024/09/02(月)~2025/01/18(土) |
受講料 | 一般:1,000円,在校生・教職員:1,000円,卒業生:1,000円 |
実施方法 | 対面 |
会場 | 深沢キャンパス 120周年記念アカデミーホール |
講師 | 下薗 りさ |
講座の内容
みなさんはカフカにどんな印象を持っているでしょうか。わけが分からない?不気味?難しいと敬遠されがちなカフカ、1行だけ読んでみませんか?たった1行、されど1行。そこから広がる世界を見ていきましょう。
フランツ・カフカ(1883-1924)は死後100年経った今でも人気の作家です。しかしながら、どう理解していいのか分からないと言われてしまうのも事実。それって、正しい読み方があると思い込んでしまっているからではないでしょうか。正解にたどり着かないから、カフカは難しいと思ってしまうのでは?実は、カフカほど読み方が自由な作家もいないんです。本講座では、こんな読み方もできる、あんな読み方もできると、1行から様々な読みの可能性を広げていきたいと思います。さらには、どうしてこのように自由に読めるのか、その背景にも迫ります。
講座スケジュール
対象レベル
入門
重視している項目
ドイツ文学
使用テキスト
下薗りさ・木田綾子(編著)『カフカふかふか』白水社、2024年。
(テキストはなくても大丈夫ですが、目を通してもらえると嬉しいです)
講師紹介
- 下薗 りさ
- 駒澤大学 総合教育研究部 外国語第二部門 准教授
- 専門はドイツ文学、特にフランツ・カフカ。1983年生まれで、カフカとはちょうど100歳違い。
著書に『ドイツ文学の道しるべ:ニーベルンゲンから多和田葉子まで』(共著、ミネルヴァ書房)、『カフカの長編小説 『失踪者』『訴訟』『城』を読む』(共著、NextPublishing)など。